ほぼ365日酒場に通うマルチアーティストによる食エッセイ&イラストブックです。4歳の頃から通っていた中華屋から居酒屋、キャバレー、そして「水」まで網羅。じんわり舌に浮かんでくるようなテキスト満載の一冊です。
作・画はぷりa.k.a 星葡萄さん。シンプルラインのイラストは、熊谷守一を彷彿とさせる中毒性のあるタッチ。絵葉書を付属にしてほしいくらいです。
メインテキストは「食」ですが、味だけでなく、訪れた場への思いや出来事も綴ります。分け隔てなくなんでも受け入れるぷりさんならではのやさしい文章は必読。わたしも大好きな神田のギャラリー「手と花」の話も登場します。
10年以上前から、神出鬼没でギャラリーのあちこちで見かけた”ぷりa.k.a 星葡萄”くん。そして、個人的にもネットでは長いつきあいの吉田アミさんが企画・出版。タッグを組んでの発売となりました。
二号三号と期待したいZINEです。
Size mm:A5 (148 × 210)
60ページ
トラツグミ出版
関連:BOOKS
https://bit.ly/2Kgk52I
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・ネコポス - 基本ポストin
・7日以内に発送(土日祝除)
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10年くらい前から、注目の展示会やオープニングではかならずといっていいほど出会ったぷりa.k.a 星葡萄くん。当時はまだ金太郎と名乗っていて、ヘアスタイルも腹巻も金太郎そのまんまでした。誰もが一度見たら忘れられなかったと思います。わたしは彼を見かけると、駆け寄ってジャリジャリした髪の毛をよく撫でたものでした。たくさんの顔を持つ”ぷりa.k.a 星葡萄”くんですが、存在そのものがアート(ぜんぜんとんがってはいませんが)だとわたしは思っています。しかも、万人にやさしい芸術です。
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ぷり a.k.a.星葡萄(ほし ぶどう)
オーガナイザー、DJ、イラストレーター、食文化ライターなど複数の顔を持つマルチクリエーター。浅草橋「天才算数塾」主催。「天才算数塾」ではフリースペースとして運営する他、展覧会、イベント、本の出版、音楽レーベルなど、さまざまな企画も行っている。過去にはイラストレーターで画家の黒坂麻衣の画集「Silent Landscape」の企画、出版に携わる。同書は好評につき、2021年には再販された。シンガーソングライターの柴田聡子の1stアルバム「しばたさとこ島」のCDや大谷能生×川染喜弘の「サウンドアート」をカセットテープでリリースするなど、柔軟な活動の形態を模索中。2011年に『美術手帖』(美術出版社)の運営するギャラリー「BT gallery」で初の個展を開き、作家デビュー。2015年から2019年まで『文藝』(河出書房)の表紙イラストを担当。著作に「浅草橋天才算数塾 わたしの天才生活」(天然文庫)、絵本作家として、ほしぶどうの名義で「おかおみせて」(福音館書店)を出版。2023年にめでたく活動20周年を迎える!
レコード会社「midiinc」YouTubeチャンネルにて、ディープな散歩番組「ぷりさんぽ」を配信中。Instagram:budo_hoshi
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トラツグミ
吉田アミが企画、運営するレーベル。第一作目はぷり a.k.a.星葡萄の初の食イラストエッセイ本「酒場のぷりンス」。企画から編集、デザインまで、基本一人で作っています。今後はリトルプレスだけでなく、音源などもリリース、販売していく予定です。
BOOTH 販売サイト
https://toratsugumi.booth.pm
Face Book
https://facebook.com/toratsugumi.press
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@budo_hoshi