奇天烈なのになんとも愛らしい架空の植物たちに囲まれているのはルアーグ・ナッシュ。中央で強烈なインパクトを放つ彼女の世界は250年前から止まったまま。そこで真っ白な己の骨を自慢し続けています。
ガラスに挟まれているので、掛けた時に壁の色が透けてまた違った印象になるのもポイントのひとつ。
アニメーション作家のひらのりょうさんによる貴重な原画です。そのせいでしょうか、どこかムーブを感じる作品だと思いませんか? ムニョムニョウゴウゴと、自由自在に動き出しそうな雰囲気です。
ウラ面には、ルアーグ・ナッシュのちょっとした歴史と今が語られています。文章を取り囲んだ植物と骨のコラボレーションもまたかわいいかわいいこと! こちらも必読必見です。
ルアーグ・ナッシュの世界が再び動き出すまで、彼女の自慢は続きます。骨の美しさを讃えるための語彙はすでに2000近く。絵を鑑賞しながら、あなた自身も言葉を生み出してみてはいかがでしょうか。
夢と言葉が広がる、ファンタジックな作品をぜひ堪能ください。
ひらのりょう一覧
https://bit.ly/3RuLv74
Size mm:約 フレーム 225 × 275
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・クロネコヤマト
・7日以内に発送(土日祝除)
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ひらのりょうさんのアニメーションに引き込まれたのは12年くらい前。会った時のお人柄も作品と同じ、一目惚れで一気に「推し」になりました。奇々怪々な映像は、死後に見る夢のような印象で、ダークなのに一瞬の希望がある。登場するキャラクターも奇妙ですこぶるかわいい。ひらのワールドにすっかりハマった次第です。ダーク、パステル、ポップな配色もすべて同じで夢のようなものばかり。海や沼の底、宇宙の果て、秘境や森の奥をどことなく思い出すように深層的です。
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ひらのりょう
アニメーション作家。
1988年埼玉県春日部市生まれ。
多摩美術大学情報デザイン学科卒業。
クリエイターズ マネージメントFOGHORN所属。
産み出す作品はポップでディープでビザール。文化人類学やフォークロアからサブカルチャーまで、自らの貪欲な触覚の導くままにモチーフを定め作品化を続ける。その発表形態もアニメーション、イラスト、マンガ、紙芝居、VJ,音楽、と多岐に渡り周囲を混乱させるが、その視点は常に身近な生活に根ざしており、ロマンスや人外の者が好物。
https://ryohirano.com/
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@hira_ryo