





表情がないのに、凛とした女性とわかる顔はめパネル。イラストレーター・エッセイスト、そして猫ストーカーでもある(!)浅生ハルミンさんの作品です。
初めて見たときのインパクトで「顔はめ」の印象しかありませんでしたが、今回白をバックに撮影したら、これは絵として成立してると思い知りました。目も口もないのに、イカ刺しを持つ女性の世界がしっかりと描かれているように思えます。
現代的なのにモガにも通じる。そして手にはイカ刺しですから、かわいくてモダンで面白い! と、すべてが詰まっているような作品です。
ツートンの背景が、首もとのグレーと服のパステルピンクに合っています。華やかではないけれど、落ちついたかわいらしさのようなものがありますね。
この作品は、かつて私が出版した「イカタコ本」のために描き下ろしてくれたものです。撮影当日まで、何が仕上がっているのか知らされてなかった私は、この絵を目にして感嘆の声をあげたのをよく覚えています。
顔がない!
大事そうに抱えていたのは想像だにしなかった「顔はめ」。この酔狂な発想は、一見おだやかでまじめなハルミンさんの根底に眠って時々覚醒する「変」や「狂」や「異」な部分。それを小さな「笑」にして昇華させたものだと思いました。こういう部分が軸にあるからこそ、人を安らかな気分にさせてくれるイラストを描くことができるし、また執筆することができるのだな……と改めて思ったものです。
多方面で活躍するハルミンさんの、こんな大作を眠らせておくのはもったいないとつねに頭にありました。ファンの方はもちろん、こちらの絵にピン! ときた方に入手していただき、たまには顔をはめてもらって楽しんでいただきたいです。
実物を見て購入を決めたいという方は、都内(中野区)にてご覧いただくことも可能です。ご連絡はお気軽にどうぞ。
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[size mm]
H600×W450
55,000JPY + tax 4,400JPY
作家近影 Photo:©ただ(ゆかい)
※ご購入者の方のお名前とメールアドレスは作者の浅生さんにお伝えいたします。あらかじめご了承ください。
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ハルミンさんといえば猫。今のようなネコノミクスな社会が来る前から、彼女はひとりでせっせと街の猫たちをストーカーしていました。また、密かに(いや、大々的に?)ブームのこけしですが、私が初めて興味を持ったのもハルミンさんの描く絵がきっかけでした。なによりもそのタッチのかわいらしさといったら! 猫とこけしを描かせたら、日本のてっぺんに位置すると私は思ってます。素直な線とおさえた色合いがとてつもなくチャーミングです。ご本人もまた然り。私と同じ年とは思えない、日本版アルプスの少女ハイジ……。レトロというほど懐古的ではないけれど、どこか昭和スピリットを感じる絵と文章をきっと今日もかいていることでしょう。
浅生 ハルミン(Harumin Asao)
1966年三重県生まれ。イラストレーター、エッセイスト。現在、NHK-Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』にてイラストレーションを担当。主な著書に『猫の目散歩』『三時のわたし』などがある。『私は猫ストーカー』は2009年に映画化され話題となった。趣味は古本とこけし。
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